新生活が始まって、ドタバタなドキドキな日を送っている方、

ハイ、そろそろ疲れてくるお時間がやってきました。

色々なことに直面していませんか?

「この職場は、こんな感じで過ごそう」楽しくなってきそうだなとか、

「ずっと、ここって、この調子なのかも」な違和感とか。

良い想定外もあれば、そうでない場合も出てくるんですよ。

そんなときに、大事なのは、

直面している課題を真正面からどっぷり直視せずに、

違う角度から見るんです。

例えば

先日、築地本願寺に行ったんですよ。

本堂の中でぼ~っとしていると、法要が始まったんです。

身内以外の法要を見る機会も少ないし、何となく見ていたんですよね。

参列者の中には、おじいちゃまがいて、杖を使って歩いていました。

杖を使っても1歩進むのが大変そうで、よくここまで来れたなと思うぐらい、

周りの付き添いが必須なように見えました。

法要が進んで、お焼香の時間です。

参列者は、阿弥陀様の前でお焼香を済ませていたんですが、

ここでおじいちゃまの番が来たんです。

発想の転換

おじいちゃまが阿弥陀様の前に行くのは難しいようでした。そこで、参列者が、

おじいちゃまの前に置いてあった台(皆の手元にある経典が元々置かれていました)に、

お焼香セットを移動させて、おじいちゃまは何とか2歩進んで、お焼香をしたのです。

老人の転倒はリスクがあります。骨折や脳出血などの危険性が生じます。

必ずしも、おじいちゃまが行くのではなく、お焼香セットに来てもらえば良いんですよね。

学校が嫌だったら、卒業しちゃえば解放されるし「あと数年」と思えば良い。

仕事だって、転職しちゃえば、解放されますよ。

でも、せっかくだったら、出会ったご縁だし、

違う見方ができれば、その場にいても煩わしさも減るかもしれませんよね。

案外、居心地が良くなったりするかも。そうしたら、楽しくなるでしょ?

この時期は、色々お悩みが尽きないかもしれないけど、心身の健康は大事です。

受験生にとっては、勉強時間の確保が左右されます。

こういう見方もできるなぁって、軽く考えていきましょう。

おじいちゃまがお焼香を済ませた後、お焼香セットは、阿弥陀様の前に戻されました。

福生塾 塾長 福生幸子